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クランク・ハンドル(Crank Handle)
 
 1950年頃までのVWには、エンジンをスターターではなく手動で始動できるシステムが残っていて、その始動時にエンジンを回転させるために使用したハンドルのこと。リア・フードを開けると、このハンドルを挿入するための穴がある。なお、高年式車の中にも何故かクランク穴の開いたタイプがあるが、クランク・ハンドルまでは備わっていない。ちなみに、ドア・ガラスを上げ下げするのはウィンドー・クランク・ハンドルという。
 
クリッパー(Clipper)
 
 タイプUベイ・ウインドー初期のマイクロ・バス・デラックスに付けられた名称(のちにこの名称は消滅し、単にマイクロ・バスLと呼ばれるようになる)。サンバ同様に2トーン・カラーやボディ・モール、サンルーフが付加されていた。
 
クルー・キャブ(Crew cab)
 
 タイプUピックアップのキャビンを広くして、追加の乗員室を設けたモデルで、最大6人が乗れた。キャビンを広くした分、荷台が小さくなり、荷台下の荷物室はなくなっている。ダブル・キャブとも呼ばれる。
 
グルーブド・バンパー(Grooved Bumper)
 
 水平に溝が入ったスプリット用のバンパーのことで、1949年から装着されるようになった。このグルーブド・バンパーは、スプリットの外観上の大きなポイントのひとつになっていて、1952年まで使われた。もちろん、同時代のヘブやカルマンのカブリオレもこのバンパーだ。リプロ品もあるが、入手しづらいパーツのひとつでもある。
 
クレスト(Crest)
 
 1951〜1962年までのビートル(エクスポート・モデル)のフロント・フードについていた紋章のこと。紋章にはウォルフスブルグ城の城壁に立つ狼がデザインされている。フロント・フードのハンドルとモールの間の部分に、アルミ・プレートを介して取り付けられていた。年式により2タイプあり、1959年まではフルカラーだが、1960年からはブラックベースのシンプルなものに変更された。なお、VW社製かどうか不明だが、どちらのタイプにも標準以外のバリエーションがあった。エンブレムとも呼ばれる。また、七宝焼きで製造されていることから七宝(しっぽう)と呼ばれることもある。
 
ケーブル(Cable)
 
 VWには様々な箇所にケーブルが使われている。ビートルを例にとれば、アクセル・ケーブル、クラッチ・ケーブル、ハンドブレーキ・ケーブル、ボンネット・オープナーなどがあり、ほとんどが何かをコントロールするために使われている。特に、アクセルやクラッチのケーブルが切れると走行不能に陥るので、普段から伸びや引っ掛かりに注意しておくこと。スペアも車に積み込んでおきたい。
 
5穴ホイール
 
 ラグ・ボルトの穴が5ケあるホイールのことで、1967年までのビートル等に使われていた。1966年からのビートル用5穴ホイールは意匠が変更され、ホイールのハブ部分に放熱孔が開き、ホイール・キャップを固定するためのクリップが使われなくなる。ヴィンテージのキーワードとして使う場合は、1965年までのハブ部分に放熱孔のないタイプを指す。ちなみに、タイプUの場合は2代目の最終モデルまで5穴ホイールが使われていたので、ビートルほどありがたみがない(?)。5穴ホイールには、1952年までの16インチ、それ以降の15インチ、14インチ(タイプUのみ)と3サイズがあった。なお、14インチ・ホイールは、'71年モデルからPCDが変更になり、以前のモデルとは互換性がなくなった。
 
コーヒー缶(Coffee Can)
 
 コーヒー缶とは、コーヒー豆を入れておく筒型の容器のことで(缶コーヒーの缶のことじゃないヨ)、それと似た形をしたエア・クリーナーのニックネーム。1950〜1953年の1,131ccエンジンに付いていた。このエア・クリーナーは、両サイドに開いた数コの穴と円筒形のカタチから鉛筆削りフィルターなどとも呼ばれていた。
 
コグ・ロゴ(Cog Logo)
 
 コグとは歯車のことで、歯車付きの輪で外周を囲っていた戦前のVWマークをコグ・ロゴという。もともとこの歯車付きの輪は、ナチのハーケン・クロイツと組み合わされてドイツ労働戦線(DAF)のマークとして使われていたもので、VWのロゴを作るにあたって応用された。戦後になって、この歯車のギザギザ部分だけ廃止して、現在お馴染みのカタチになった。なお、戦後まもない頃の生産車の中には、コグ・ロゴ入りのパーツがまだ散見できる。
 
コレクター(Collector)
 
 蒐集家のこと。VWの世界では、ありとあらゆるモノがコレクション対象になるようだ。ミニカーやおもちゃ、ヴィンテージなどの希少パーツ、アクセサリー類、パンフレットやカタログ、果てはクルマそのものまでと幅がある。うっかりハマると、身を持ち崩す恐れあり。
 
コンビ(Combi)
 
 タイプUのバリエーションのひとつで、マイクロ・バスと同じような外観ながら内装を簡素にし、客室のシートを脱着式にしたモデル。シートを外せばデリバンと同じように荷物を積むことができて、貨物にも乗用にも使えるところからコンビ(コンビネーション)と呼ばれる。